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あしたば通信 12月17日

マドレーヌのクリスマス
ルドウィッヒ・ベーメルマンス 作   江国香織 訳   BL出版
madore-nunokurisumasu.jpg

マドレーヌの本はたくさん出ていてそれなりに評価されているので手にとってご覧になった方もいると思います。
訳は江国香織さんです。
「おりあしく、やしきじゅうがかぜでねこんでいました」と訳しているところがあり、
「おりあしく」など掘辰雄か島崎藤村が使っていた言葉ではないかと考えてしまった次第です。
屋敷に住む12人の子どもの中でマドレーヌを除いたすべての人が風邪を引いてしまい、
マドレーヌはせっせと働きます。
そこへじゅうたんを売りに来たじゅうたん商人、
実は魔法使いなのです。
魔法使いも風邪を引くとは面白い。
マドレーヌはかわいらしく描かれてはいませんが、
自分をしっかり持った勇気ある賢い女の子のようです。

もちづきくん
中川ひろたか 作   長野ヒデ子 絵    ひさかたチャイルド
motidukikun.jpg

あっ長野さんの絵だ!と表紙で買った本です。
お餅つきが仕事の「もちづきくん」相棒の猫の手を借りてあちこち餅つきの出前をします。
「一年ぶりね、待ってたわ~」と町の人が出てきて注文。
もちづきくんは鉢巻に地下足袋、
独特のよそおいでお餅をつきます。
途中に仕掛けがあって、お餅がびゅーんとながくのびてさあできあがり。
丸めるのはみんなで行ないますが、どの人も笑顔で楽しそう。
鏡餅もたくさん作りました。
餅つきはたくさんの道具を使います。
臼や杵、せいろ、かまどなどを持って移動するだけでも一仕事。
でももちづきくんは元気です。
だってお餅つきは年に1度の大行事でしたから。
今は一年中パックのお餅が食べられて、何かを待つ楽しみが減りましたよね。
今の時期しか読めない季節限定の本です。

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あしたば通信 12月11日

とのさまサンタ
本田カヨ子 文  長野ヒデ子 絵   リブリオ出版
とのさまさんた

クリスマスの本が本屋に並んでいます。
長く愛されている本や最近の本までたくさんあります。
「ちいさなろば」のように復刻された本もあります。

しかし表紙がちょんまげの「とのさまサンタ」ほどインパクトある絵本は少ないでしょう。
表紙の色彩も黄色に緑、そして赤です。
サンタクロースの持つプレゼントの袋は常識では白ですが、
とのさまサンタの持つ袋は唐草模様の風呂敷。
その絵を見ただけでわくわくしてしまいます。
わがままなとのさまにふりまわされる家来。
これはもう「王様シリーズ」のあの王様をみるようです。
私はとても好きな本ですが、本屋さんにめったに並んでいないのが残念です。
あしたば文庫で見て下さい。

おでんさむらい
内田麟太郎 文   西村繁男 絵   くもん出版
おでんさむらい

温かそうな名前の本です。
ひらた・おでんというさむらいとお供のかぶへいが出てきます。
かぶへいはカブトムシです。
腹巻はしているけれどカブトムシはさぞ冬は寒いだろうと同情してしまいます。
この本はよいどれざむらいに絡まれているからかさおばけを助けるというお話です。
カブトムシやからかさおばけが出てくるとアニメのような本と思われがちですが、
色彩を抑えて大人っぽく仕上げており江戸の風情がにじみ出た本となっています。

あしたば通信 12月4日

モワモワでたよ
大橋政人 文   片山 健 絵    福音館書店
モワモワでたよ

福音館が出している「ちいさなかがくのとも」はおもしろいです。
でも月刊予約絵本なので書店に置いてはあるのですが翌月にはなくなっています。
出版後評判のいい本はしっかりした本に蘇りいつでも買えます。

この「モワモワでたよ」はちょうどこの時期、息が白くなった時に読むのがいいです。
文を書いた大橋さんは
「群馬県の農村にずっと住んでいて、小さい時はとにかく寒かった。真冬なら、白い息はどこにでもあったのです」
私も北海道生まれなので、寒いからといって家にいるわけはなくいつだって外で遊んでいました。

この絵本の主人公ヒロくんは、モワモワは息だけではなくごはんからも、
お鍋からも、そしてお風呂にもたくさんあると発見していきます。
絵は片山健さん。眉が太くて長いハンサムなヒロくんを描いています。
お母さんは20年前の母という雰囲気ですが、片山さんの描く子どもがとってもいいと思います。

こっこさんも女の子なのに眉太く長く個性的で好きです。


とんがとぴんがのプレゼント
西内ミナミ 作   スズキコージ 絵   福音館書店
とんがとぴんが

12月になったのでクリスマスの本を紹介します。
表紙を見ただけでこの本の楽しさが伝わってくるようなスズキコージさんの絵。芸術作品だと思います。

サンタさんは「三日月の鼻を持ちやせ気味でひげがぐるんぐるんと丸まっている」不思議な姿。
そういえばサンタと言う言葉はでてきません。ニコラスおじいさんと言われています。
プレゼントを配りに行く赤い服に着替えていると、あらっ靴下に穴が開いていました。
一緒に住んでいるはりねずみのとんがとぴんがの夫婦。
「ニコラスおじいさんは、世界中の人にプレゼントをあげるのに、自分はもらうことってないんだね」
と気がついて、来年は赤い毛糸の靴下をプレゼントしようと出発するのです。
羊飼いのところで働いて毛をもらい、毛糸つむぎのところへ行き、
染物やへ行き、編み物屋へ行きやっと靴下ができあがります。
夫婦で働いてやっと毛糸を染めてもらったりするので靴下が出来上がるまでに1年かかりました。
ニコラスおじいさんはおおよろこびしました。

絵がとにかく素敵です。ところどころコラージュになっています。
なんでもお金で買える現代。1年がかりのプレゼントは何て素敵なのでしょう!

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緑区子どもサポートセンター

Author:緑区子どもサポートセンター
あしたば文庫は千葉市緑区で開いている文庫です。
このブログでは絵本の紹介を毎週していきます。

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