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あしたば通信  10月23日

西遊記 上 中 下 全3巻
渡辺仙州 編訳   佐竹美保 絵   偕成社
西遊記

西遊記は中国のお話の中でも封神演義と並ぶ有名なファンタジーです。
アニメになったりテレビで放映されたり今の大人は聞きかじりでも知っている人は多いと思います。
このたび児童書専門店「会留府」店長阿部さん推薦の偕成社発行、全3巻の本を読んでみました。
絵は国際的にも評価が高い佐竹美保さん。
天上界、地獄、妖魔が出てくるかとおもえば釈迦如来、多聞天王までとにかく登場人物が多彩。
これは中国で流行った道教と仏教がごちゃまぜになったからとか。
キャラクターの個性もさながら、戦いの道具も火尖槍(かせんそう)
乾坤圏(けんこんけん)斬妖剣(ざんようけん)と様々。
觔斗雲(きんとうん)に乗ったり、耳から如意棒を取り出したり面白い要素がてんこもりです。
しかも展開が早い。
佐竹さんの挿絵も見事で、解説もついています。
しかし文庫の子どもたち、この本を手に取る子はいません。
テレビゲームの世界はもっとおもしろいのでしょうか。


RDG レッドデーターガール
萩原規子 作   角川書店
RDG レッドデーターガール

先日テレビで山岳マラソンを放映していました。
日本海の富山湾から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを超え、太平洋の駿河湾まで
400キロを8日以内でゴールするマラソンのことです。
平坦な道を400キロでもたいへんな距離。
まして山道をたどるのです。
見ていて山伏の修行を連想しました。
また別番組では吉野の山で修行する山伏を報道しており興味深く見ました。
そして山伏から連想したのがこの本です。
紀伊山地玉倉神社で育てられた鈴原泉水子が主人公。
この泉水子を守るのが山伏。
その中でも相楽深行は同じ高校へ入学してまで守るように父から言いつけられます。
泉水子には不思議な力があり、本人の自覚がないまま周りにおこる事件に巻き込まれ
次第に力が目覚めるというのが5巻までの内容。
まだお話は終らないのでどういう展開になるのか楽しみです。
作者の荻原さんは「勾玉三部作」といわれる「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」を書いています。
RDGは現代と古代が織り成す雰囲気ある物語。
小学校高学年から大人まで楽しめます。

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あしたば通信 10月16日

えんそくバス
中川ひろたか 文   村上康成 絵     童心社
えんそくバス

1ページ目の絵は作者中川ひろたかさんにそっくりの園長先生が登場。
明日の遠足に寝坊しないように、お弁当を忘れないようにと注意します。
ところが言った当人がねぼうしてしまい大慌て。
園では予定通りバスが出発します。
アスレチック公園で遊んだ後、お楽しみのお弁当の時間。
その時園長先生が到着します。(汗びっしょり)
「ああ、おべんとう・・・わたくし、つくってこれませんでした」
その時「じゃあ、ぼくのたまごやきあげるよ」と子どもの声が。
みんな少しずつ分けてあげる、と言う内容です。
この園長先生がもしかして子どもの失敗を怒鳴るような先生だったら、
こんなことにはならないでしょう。
大人も失敗する、それをごまかさない園長先生の人柄。
お弁当はみんなで食べるからおいしいと感じさせてくれる本です。
5年位前にこの絵本を元にしたペープサートを見る機会がありました。
もと幼稚園の先生をしていたというお母さんが集まって上演していました。
歌あり、動きありで工夫されていてとても楽しめました。
もう1度見たい!


木のあかちゃんズ
いせひでこ 作      平凡社
木のあかちゃんズ

2011年発行のちいさな絵本です。
いせひでこさんは「ルリユールおじさん」や「大きな木のような人」などで
近年注目を集めていますが、長年児童書の挿絵を描かれていました。
とても絵がお上手で、鉛筆で描いた軟らかい線があたたかく、
一瞬の動きをとらえた表情や動きが圧倒的な存在感となって目に焼きつきます。
鉛筆画と言えばガブリエル・バンサンの「アンジュール」が有名ですが、
私は、いせひでこさんの絵が好きです。
この本は木の芽を赤ちゃんにとらえいろいろな木や植物が登場します。
ところどころ色がついていますし短い文も付いています。
植物は子孫を残すために工夫や努力をしていることが伝わってきます。
いせさんの随筆も読んだことがありますが、音楽を愛し、絵を愛し、
行動力あるいせさんの人生が印象的でした。
今後の活躍も楽しみです。

あしたば通信 10月9日

とんとんとめてくださいな
 こいでたん 文   こいでやすこ 絵    福音館
とんとんとめてくださいな

30年以上前に書かれた本です。
この本でこいでやすこさんを知りました。
こいでさんはその後もご活躍で、ぎつねのきっこさんシリーズも好評でした。
2007年に出た「おべんともっておはなみに」のきっこさんの絵とこの本の絵、
そう違いがないように思われます。
はじめから上手な絵を描かれていたのだと思いました。
色鉛筆のやさしい絵はこのおはなしにぴったりです。
福音館の幼児絵本として出版されたこの本は
オランダの児童文学賞「銀の石筆賞」を受賞したそうです。(1986年)


かおるのアフリカ日記
 いわごうひでこ 文   いわごうみつあき 写真   あすなろ書房

写真家の岩合さん一家が東アフリカのセレンゲティで滞在(居住?)しているときのことが絵本になりました。
表紙はマサイ族の人に囲まれてにっこり笑っているかおるちゃんの写真です。
1986年出版されているので、表紙の5~6歳に見えるかおるちゃんはもう30歳!?
たくさんの動物の写真とその間に出てくるかおるちゃん。
動物が友達のような生活。
幼いかおるちゃんは柔軟な感性で生と死、動物の姿、自然の力などいろいろ受け止めたのではと想像できます。
それにしてもかおるちゃんの表情がとてもいい。
父の写真技術プラス愛情でしょうか。

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緑区子どもサポートセンター

Author:緑区子どもサポートセンター
あしたば文庫は千葉市緑区で開いている文庫です。
このブログでは絵本の紹介を毎週していきます。

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